Keiko Schlabach (シュレバック啓子)

English-Empowered, LLC 創始者/ 講師/ コーチ





埼玉生まれの埼玉育ち。

6歳から英語を学び、週1回の英会話レッスンと学校英語(当時は中学校から)と独学で英語力を身に付ける。バイオリニストの母のもとで育ち自分もバイオリニストになるつもりでいたが、情熱も力量も費やす時間も英語学習に劣ったことから進路変更。国際基督教大学に進みコミュニケーション学を専攻する。


大学在学中に念願かなって初のアメリカ留学。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でTESOL(英語教授法)の授業を履修し、「これだ!」と目覚める。大学院でTESOLを学ぶため(そして大好きなアメリカに戻るため)2006年に再び渡米。


サンフランシスコ州立大学でTESOLを勉強するかたわら、学内の集中語学プログラムAmerican Language Instituteにて世界各国から来た留学生にアメリカの大学で必要とされるアカデミック英語(論文の書き方、ディベート・ディスカッションの仕方、文法など)を教えるようになる。また新米講師のトレーニングをするメンターに抜擢される。



2008年に結婚し、アメリカ永住組となる。2009年、夫のビジネススクール進学が決まりボストンに移る。ノースイースタン大学付属の語学プログラムGlobal Pathwaysの講師となり、生徒からの平均評価が5.0中4.9と全講師の中でトップに。その功績が同プログラムのディレクターにかわれ、講師にアドバイスするポジションを設けてもらう。さらにEducation FirstのInternational Language Schoolボストン校にてアカデミック・コーディネーターとしてプログラム運営に携わった後2013年に独立。


2014年、有限会社ワールド翻訳サービスのもとで「研究者のための英語プレゼン上達講座」を立ち上げ、日本人研究者が国際会議で効果的なプレゼンテーションを行うための指導を開始する。聞き手に伝えるプレゼンを目指した実践重視の同講座は「同僚からわかりやすいと褒められるようになった」、「Keiko先生のおかげで英語への苦手意識より伝えたいという気持ちが強くなった」、「Keiko先生からのフィードバックは宝」と好評を博す。またここ10年以上、TOEFL・TOEIC・英検対策を含む日本人学習者向け英語教材開発にも携わっている。



留学時代思うように力が出せず、「これだけ長い間英語を勉強してきたのに・・・」と自分を責める日々を送った。そんなある日、大尊敬する教授からの一言でそれまで「ネイティブスピーカーのようにならなければいけない」という勝手な思い込みに苦しめられていたことに気付く。それ以来自分を受け入れ、仕事で成果を残すことに集中できるようになる。そしてコミュニケーションの目的を遂行するスキルがあれば、ノンネイティブの英語でも十分に実力を発揮し成果を残すことができると確信する。


世界各国からきた生徒さんを教えて経験と自らの英語学習経験から知ったのは、日本人には特に「英語力への自信のなさ」と「間違いへの恐れ」が強いこと。英語コミュニケーションスキルを身に付けることでそれを克服し、日本人にハイパフォーマーとして活躍してほしい。そんな想いからEnglish-Empoweredを設立。



現在は海外進出を目指すスタートアップのピッチ指導、コミュニケーションワークショップのファシリテーション、「ネイティブにならなくてもいい!」をモットーとした教育活動などを通し、熱い想いをもつ日本人が世界に影響力を広げていくためのサポートを行っている。



日本が大好きなアメリカ人の夫と、おしゃべりが止まらない8歳の息子、やんちゃな5歳の娘、2匹の猫とともにボストン在住。好きなことは晴れた日の散歩、ポルトガル語の勉強、バイオリン、焼き菓子、チョコレート。